大型商業施設や全国チェーン店舗など、
大規模な導入を経験。

私が所属する「導入グループ」という部署は、POSレジをはじめとする機器の導入や、設置された機器の撤去・設定変更などの業務に特化したグループです。新たにオープンする大型商業施設の全店舗へ機器を導入したり、チェーン展開する店舗の機器を全国で一斉に切り替えるケースも多いですね。このようなケースでは、作業に関わる様々な工程に多くのリソースを集中させ、決められた時間内に完了させる必要があります。大型商業施設であれば数十名規模のCEが集結し、全国展開する店舗であれば、全国各地のCEと本部を合わせると数えきれないほどの人員が同時に動くプロジェクトです。この導入業務に、チームリーダーとして携わることも増えてきました。事前の業務設計から現場での指揮まで行う、提案力もマネジメント力も必要になる難しいポジションですが、当社の事業スケールが感じられ、達成感もひとしおです。また、街の新たな顔となる大型商業施設などの立ち上げにも関われるので、自分の仕事のインパクトの大きさを感じることができます。

お客様との信頼関係から生まれた、
忘れられないエピソード。

これまでの仕事で一番印象に残っているのは、入社3年目の頃に個人経営の商店にレジを一人で導入したことです。当時はまだ機器の導入業務の経験が浅かったのですが、お客様から「Iさんに任せた」と依頼されたことが嬉しく、信頼されていると実感できた瞬間でした。ところが、お客様が選ばれたのが量販店用のPOSシステム。高度なスキルが必要な上に、店舗に置かれる1万種類もの商品を一つ一つシステムに登録する必要があります。通常なら店舗の本部などで登録するのですが、今回のような個人店舗への導入では私がやるしかありません。技術的なことは先輩方に力を借りながらセットアップし、地道に商品登録を行い、なんとか期限内に完了できました。非常に体力のいる仕事でしたが、お客様にとても喜んでいただき、同じ商店街の店舗の方々にも「よいレジのエンジニアがいるよ」と紹介していただきました。お客様の信頼に応えることができ、様々な経験を一度に積むことができた忘れられないエピソードです。

これまで積み重ねてきた「経験値」。
今後はマネジメントスキルも成長させたい。

若手の頃の自分と比べた時に、技術的なスキル以外に成長したことは「お客様への理解度」だと思います。お客様には飲食店もあればアパレル店もあり、それぞれの業界で気を使うべき場所が異なります。私はこれまで多種多様なお客様のサポートをしてきた中で、業界ごとの事情などにも詳しくなり、「このお客様にはこうしてあげよう」とか「これは避けておこう」など、上手なケアができるようになったと感じています。こういったお客様の業界への理解は、社内に蓄積されたノウハウだけでなく、多くの店舗へ行き、たくさんの製品を見て触って、お客様の話を聴く中でより深まります。お客様から信頼を得るために必要な力なので、さらにこの経験値を高めていきたいと考えています。最近は後輩も増えて、教えることの難しさを感じています。今後は、後輩の育成などのマネジメントスキルも高められるよう、努力していきたいですね。