多様化に対応する難しさと達成感。

私は、スーパーやドラッグストアといった量販系のお客様のサービスデスク業務を担当しています。サービスデスク業務は、お客様からの製品やシステムに関する問い合わせや障害連絡に対し、サポートセンターからオンラインで対応する仕事です。また、オンラインだけで解決できない場合はCEに現地対応を依頼し、技術的なバックアップやフォローなども行っています。この仕事の難しいところは、お客様毎に機種やシステムの構成が異なるため、その対応も一律ではないところです。お客様をお待たせしないためには、必要な情報をいかに素早く収集し、原因や対応方法にたどり着けるかが重要であり難しいところでもあるのですが、技術や経験が活きてスムーズに対応できた時には達成感も大きいですね。

自分ひとりだけではない
心強さと一体感。

以前POSレジのリプレイス（入替え）を数名のチームで行った際に、設定ミスが原因で「すべてのレジから釣り銭が出ない」というトラブルが発生したことがありました。原因を特定するためは一つ一つ設定を確認する必要があり、すでにオープンしていたのでとても焦りましたが、チームメンバーだけでなく、関係する様々な部署の人たちが組織の垣根を越えて協力してくれたおかげで、トラブルの影響を最小限におさえることができ、みんなで安堵したことは今でも忘れません。その後は、お客様の信頼を取り戻すため、より一層誠意をもって稼働後のサポートを丁寧に行い、最終的には「あなたが担当なら安心」という嬉しい言葉までいただけるようになりました。失敗をした事実とお客様に迷惑をかけてしまったことに変わりはありませんが、一つのトラブルに対して、様々な職種や立場の人が一緒に考え、解決していくことの心強さと一体感を感じられた経験でした。

後輩ができることで
自分の成長につながる。

配属されたばかりのときは、わからないことだらけで、どの業務に対してもなかなか自信をもって取り組むことができませんでした。そんな時に先輩から「まずは得意分野を作ろう」とアドバイスをもらい、業務の中で得意分野を見つけ、一つずつ対応ができるようになることで自信がつき、他の分野の仕事も臆することなく取り組むことができるようになりました。上司や先輩方からもらったアドバイスや教えてもらったことは、今でも自分の仕事の大きな支えになっています。
後輩ができたいま、今度は私の番です。あの時、先輩方が私に寄り添ってくれたのと同じように、後輩たちに活きたアドバイスをしたり、仕事を教えてあげられればと思っています。
また、後輩たちへ仕事を教える前に、もう一度自分で調べることがあるのですが、そこでの新たな気づきが自分の成長に繋がっていると感じています。